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Posted by naturum at

2012年05月27日

山賊、グダグダ


今朝も早起きしてアウディさんを磨いた
いつ見ても綺麗なブルー♪

朝ガストしてゆっくり朝刊を読む
“竹内洋岳さん、日本人初の14座制覇”
ついにやったんだ!? 興味ないけどスゲーな!

気分良くちょっとドーデーラまでドライブ
曇っていたのでスカイツリーは見えず


ここでテン泊して~♪

ゴルフ場みたいだけどゴルフ場ではありません
パラグライダーの離陸場です

あっ!!

ゴルフ場で思い出した!

来週(2日)ゴルフだ!!(汗)

まぁ、いいや
どうせお遊びゴルフだし・・・

山を下りツタヤへ寄った


山地図を買って
某潜水女史酷評のDVDを借りた

“サンクタム”
なんでもツッコミどころ満載らしいが
そのツッコミどころがわからない俺には
ハラハラドキドキ、結構楽しめた♪

でも、洞窟探検だけは手を出すまいと思った

衣替えの準備しなくちゃ!
と、思いつつやらなかった
どうせ山服と作業着しか持ってないし(笑)

ま、たまには釣りも山も仕事も忘れてグダグダな1日も持たないとね♪  


Posted by 望月 at 20:54Comments(10)Others

2012年05月26日

山賊、川に出る!!

AM5:00 板東太郎遡上限界点

この遡上限界点論には異論有ると思うけどまぁ、一応そういうことでね
※俺自身もっと上まで上がってると思うし上がれる条件もある

まぁ、いいや



すでに入水者20名超(汗)

見た瞬間帰ろうと思った(笑)

が!

入っちゃうんだよねぇ~ これが♪ (←バカかも)

てことで今季初釣行(板東太郎)

ついでにロッドはニューロッドの筆おろし♪

ホントに入りたかったポイントはすでに入られてる
少し下でやるもまるで気配なし

(あ~あ・・・あそこに打ち込みたいなぁ~)

そうこうしてるうちに2ndポイントが空いた!

すかさずに入り込む

(良いね♪)

すぐに答え出しちゃいましたよ!



ニゴイだけど!(笑)


そうそう美味い話はないね♪

でもこのサイズで太郎の流れに乗るとハンパなく重い!

ドラグ締め込んでも チリ・・チリ・・・チリチリ・・・

巻く・引き出される・絶える
一進一退のやりとりを繰り返す
このままではらちがあかない

岸に上がり地の利を得て一気にパワーゲームに持ち込む

アンドリュースのブランクは強いのだ!

負ける気しないね♪

251ファイター5分でタップアウト!

えへっ♪


これで今期の釣りを終わらせると完全無欠のパーフェクトフィッシング!

ってことになるんだけど

そういうクレバーなアングラーじゃないからね、俺は(笑)  


Posted by 望月 at 08:53Comments(10)In Shore

2012年05月25日

山賊、細かいことにこだわる

今日のアウディさん

こないだiPodの位置換えたじゃん?

うん、シンメトリー配置ですごく見やすいし使い勝手も良好♪

なんだけどね~

な~んかスカッとしない

原因はこれ!


わかる?

ダッシュボード(エアコン吹き出し口)との平行が出てないんだよね

つまりこういうこと


この程度のこと・・・って思うでしょ?

でもこういうところが大事!
ラインが複雑になってうるさくなっちゃう
洗練されてないんだよね
こういうのを良しとしちゃうとどんどん崩れて行っちゃう

俺的にはNGです!

ってことで早速台座を作り直し(←ツッコミ無用にて:笑)


いかが?

こんなことでも全然印象変わるでしょ?



そういえばさ・・・
iPodって時計機能付いてるんだよね

これを活かさない手はないよね


いんでないか?

ついでにトランスミッターの無粋な“BUFFALO”のロゴも“4Lings”で隠しちゃいましょう♪

うん、良いね♪  


Posted by 望月 at 18:32Comments(2)Audi

2012年05月21日

2012年05月20日

Symmetry

今日のアウディさん



ずっと気になってたナビの配線を処理しました

ついでにiPodの設置場所も変更
操作性も良くなりました♪

これで左右対称

これ、薬師寺の七堂伽藍をモチーフとしてます♪  


Posted by 望月 at 19:45Comments(6)Audi

2012年05月19日

Reach for The Sky

アウディさん野辺山デビュー♪


八ヶ岳とヤマナシの木とアウディさん


ヤマナシの木は5分咲き?
来週当たり見頃かもね♪


去年はMAX雲の中だったのにね
今年は突き抜けてます!
空が目の高さにあるって、2000m超ならではだね♪


手前から“縞枯山” “北横岳” “蓼科山”


踏み跡のないVirgin Snow


左から“硫黄岳” “横岳” “赤岳”


縞枯山山頂(標高:2402m)












信州の“おやき” 紀州の“めはり” 会津の“ゆべし”
俺が認めた日本の3大ご当地グルメ(ゆべしは微妙か?:笑)


久しぶりの八ヶ岳です♪
ホントは赤岳狙いだったんだけど一昨日雪が降ったらしく
今さら冬装備もめんどくさいし・・・

まぁ、お手軽な縞枯山トレイルにしました
野辺山~
麦草ヒュッテ→茶臼山→縞枯山→雨池→麦草峠→麦草ヒュッテ
       ~八峰の湯(ヤッホーの湯)

うん、やっぱ八ヶ岳は良いね♪

  


Posted by 望月 at 18:55Comments(2)Land Walk

2012年05月16日

Blue Jewel



雨上がりのアウディさん♪




オチなし・・・(笑)  


Posted by 望月 at 19:05Comments(4)Audi

2012年05月14日

忘れた頃に・・・


届いたよ(笑)

今まで山へは携帯用とiPod用の2つの充電器持って行ってたのね
乾電池式のヤツね

もしこれがまともに使える物なら

なかなか画期的だぞ♪

  


Posted by 望月 at 18:47Comments(6)Others

2012年05月13日

あれから1週間・・・

早いもんだね、1週間

あの暴風雨の稜線を歩いていたのがウソのようです


GW中は全然アウディさん乗ってなかったので昨日は久しぶりに走ってきました♪

新宿だけど!   クレーム修理だけど!
でも半日で終わらせて帰って会社でアウディさん洗車しちゃった♪


今日は朝から良い天気♪
絶好の行楽日和とか昨日の天気予報でも言ってたよ!

俺? そりゃぁもちろん

ギアの手入れに費やしましたよ

あ、その前に床屋行ってきました
1000円カットのお店ね
どうせ丸刈りだし、早くて安いでいいや♪

でね、俺の前の客
これがご多分に漏れないアキバ系あんちゃん
椅子に座って店員に色々とご注文

フムフム(想像中)・・・・

それって流行ってるの!?(心の中でツッコミ入れる)

数分後、できあがった髪型は・・・


パイナップル!!


あんちゃんどうも気に入らないらしい (そりゃそうだろ)
注文と違う云々言ってるし (いやいや、注文通りです)
吹き出しそうになったのを必死でこらえました

結局丸刈りになってました(爆)


家に帰りさておっぱじめようか!

テントもシュラフも靴もぜ~んぶベランダに干しました
ファブリーズ1本使い切りコースです (そりゃやりすぎだろ!)

山行を思い出しながらギアの手入れ

うん、良い1日♪

辛い今回の山行だったけどね
新しい発見もありました!

その1・癒し

テント(前室)でお香
これね、癒されますよ!

テントってさ、やっぱ臭くなるじゃん?
汗や食べ物の臭いって残っちゃうじゃん

で、今回初めて導入してみたんだけど
これは良いわ
山賊アイテム1軍入りです!

ちなみに香りはアウディさんの芳香剤と同じ香りです♪


その2・新メニュー
山行で疲れ過ぎると物が食べられなくなります
お腹は空いているのに食欲が湧かないっていうか
噛む力が弱まっちゃうんだよね

そんな時のお助けメニュー!

“山賊カレーラーメン”
笑えるでしょ?

うん、笑えるほど美味しいよ♪ (マジ!やってみ!)

ホントにねぇ、山ではこんな物がご馳走なんだよね~

これも山賊レシピ1軍入りです!


なんだかんだいってもやっぱり山を楽しんでいたんだね(笑)
  


Posted by 望月 at 15:53Comments(2)Others

2012年05月11日

創刻の旅・FINAL (Another Way)

さてさて、きなりの湯で生き返った俺

ふと我に返って考えた





ここってどこ!?


そもそも前鬼へエスケープするなんて計画にはなかったから
周辺のこと全くわかりません

池原ダムは知ってる

でも池原ダムがどこにあるのかは知らん

奈良県のどこかには居るんだろうけど
この先どこへ行けば良い?

温泉のフロントでスタッフに尋ねる

「新宮まで行くにはどうすれば良いんですか?」

『バスで熊野市駅へ出てそこからJRです』

「バスはどこから、何時に出ますか?」

『・・・・・・・・・』

走ってるのは見たこと有るけど乗ったことは無い って!

まぁ、地方ではよくある話しですね(笑)

時刻表出してきてもらうもこれが意味不明

1日に2本しかないはずなのになんか色々とゴチャゴチャ書かれていて
何がなんだかさっぱりわからん
次第にスタッフが集まってきて時刻表解読検討会

結論!

『朝9時台にたぶん1台有りそうな感じですね・・・』

それが外から来てる客に対する返事かよ!(爆)

結局一番確実なタクシーを使うことにしました


●5月4日
熊野市駅に出る

なにげにこの辺て見るとこあります

今まではマイカーで来ていたのでほとんどスルーしていたが今回は歩きがメイン
どうせだからあちこち見て回りましょう♪

○鬼ヶ城

ここでりゅうちゃんが現れたらウケるだろうなぁ♪

あっ!これナイショだよ(笑)

○獅子岩

これって1つの岩じゃなくて2つの岩が重なってこのように見えます

○七里御浜

海の上は快晴、山の上は雨雲
海岸線は境界線
うん、俺の居場所だな

○花の巌神社

この1枚岩がご神体なんだって

ブラブラと海岸沿いを歩きます
うん、居心地の良い場所です♪

その後電車で新宮駅へ移動
着いた頃はお昼も過ぎ、お腹も空いてきました

なんか美味しいもの食べちゃうよ!

駅の売店でサンマ寿司買って待合い所のベンチで食べました
この空気感がたまらなく良いんだよね~(笑)
※俺のことジロジロ見てたおじさん(観光客)もその後サンマ寿司買ってました   

だよねぇ~♪

さて、今夜の宿を探しましょう
もちろん事前に予約なんかしていません
駅を出て辺りを見回すと何軒かビジネスホテルがある

あそこ!!
※この感覚って旅慣れてる人にはわかるよね?

駅の真ん前、こぢんまりとしているが到底泊まれそうもないような立地条件

もちろん宿泊オッケーさ♪

荷物を一旦置いて速玉大社まで歩いて参拝






ご神木“梛( なぎ)の大樹” 樹齢1000年なんだって!
アウディさん用にこの木から落ちた木の実でできたお守り買いました(唯一の物的おみやげ:笑)

ホテルに戻りコインランドリーの場所を聞いてウェアをお洗濯♪
晩ご飯は残った山食を部屋で食べました(笑)
せっかくなんだからご当地グルメとか食べればいいのに、そういうところ無頓着だよね

夜のニュースで北アルプスの事故を知る (-人-)


●5月5日
今日も積極的に動きます!
今夜またここへ戻ってくるからと、ザックは預かってもらってチェックアウト

朝一で神倉神社参拝

この石段を延々登ると・・・

新宮市を一望し・・・

ご神体のごとびき岩に合掌

新宮駅まで戻り電車に乗る

やっぱりね、どうしても見ておきたい場所があるの


那智の浜

これが去年の浜

一見何も変わってないようだけど
やはり去年とは違うものを感じます

・・・うん、そうだね、ここから始めれば良いんだよね

那智は良い
海も山も空も人も全てにおいてバランスが良い
その空気を感じるだけで良いんです
だから那智は良い

ホントは那智大社行きたかったんだけど
どうもバスの連絡が悪い
タクシー使ってまでなぁ・・・
ま、どうせまた来るし♪

電車に乗って新宮に戻ります

今度はバスに乗ります
向かう先は


大斎原(おおゆのはら)

そして・・・


熊野本宮大社

こういう訪れ方は計画にはなかった
でも、ここにいる

計画とは違う、紆余曲折あっても
その想いがあれば
人は行きたいところへ行き着くことはできるんだね
そしてここからまた始まるんだね
いにしえ人がなぜここを目指したのか
歩いたからこそ理解できるものがある
ほんのちょっとだけどね
その想いに触れられた気がしたよ

新宮から本宮までは熊野川沿いの国道を走ります
熊野川は去年と全く違う風景を見せています
山肌は至る所で崩落し地肌がむき出しです
山から出た岩は道を崩して川にまで流れ込んでいます
去年とは違う
でもそれは人が人の物差しで比較しているだけのこと
九十九時の時の流れの中で山は堂々とその姿をさらけ出している
山は山で満たされているんだね
かくありたいと切に願う


夕方になって新宮に戻った頃
山登なでしこさんから縦走完歩のメールが入った
なでしこさんも当初の計画からはかなり遅れたが
それでも歩ききったんだね
すごく羨ましい反面嬉しいとも思った
たまらず電話をかけ『おめでとう』を伝えた

別々の時間と空間の中で同じ道を歩き同じ場所を目指した
そういう人が居る
全ての人がそうなのだと思う
人が目指しているのはゴールではない、スタートラインなのだと

今、つくづくそう思う

20:00 “東に向かう”バスに乗った

この道は家路に非ず、旅路なり・・・  


Posted by 望月 at 22:40Comments(4)熊野古道

2012年05月11日

Stoic Predator

ストイック・プレデター(禁欲の肉食獣)

俺のことさ、カッコイイだろ!?(笑)

※旅の第2幕へ行く前にちょっと脱線系なお話ね(笑)

前稿のコメントでみっちゃんから指摘された
『やせた?』
なんだけどね

うん、実際に痩せました

俺、ロングトレイルに出る場合1ヶ月ぐらい前から粗食を心掛けるようにしてるのね
量もなるべく控えてね

山に入ったら、特に今回のように補給地が全くないような山行の場合
食べるものといったらものすごく限られます
夜は普通の量を食べるようにして日中は2時間毎に行動食を少しずつ摂るようにしてます

で、それに対応するために1ヶ月前くらいから粗食を心掛けるわけです
※運動は毎日きっちり8時間やってます!(そういう仕事です:笑)

今回も4月に入ってから実行し始め(スタート時は78kg)、出発少し前には76kg位になり
きなりの湯で体重計乗ったら73.5kgでした
4.5kgダイエットさ♪
俺って体育会系の筋肉質だから
ちょっと身体いじめると簡単に引き締まるのね
だから実際の体重減以上に痩せて見えるらしいの

昨日もお客さん連れていつもの飲み屋へ行ってね
ママさん2人に『痩せたね!』って言われました
でも、病的な痩せ方じゃなくすごく健康的に痩せたって
顔なんか一回り小さくなったんじゃない?って(これはどうかと思った:笑)

ね、若い頃に身体鍛えておくのって大事でしょ!?

ちなみに現在の体重76kgです(笑)  


Posted by 望月 at 19:55Comments(0)Land Walk

2012年05月08日

創刻の旅・FINAL (大峰山脈 奥駈道)


この結果をどう見るか(読むか)・・・

うん、そこが大事大事♪




●4月28日
仕事を終え、急いで帰り夕食を済ませ風呂に入り身支度整え出発!
自宅~東松山駅:バス
東松山駅~新宿駅:電車
新宿駅~八木駅(奈良県):高速夜行バス
今回は全て公共交通機関と徒歩のみの旅です

●4月29日

八木駅から吉野駅まで電車を乗り継ぎ
吉野駅で水の補給をしてタクシーで奥千本まで一気に向かいます

が・・・

ここでいきなりハプニング!

なんとタクシー乗り場にストック置き忘れ(←バカーーッ!)

運転手さんに謝って途中からいったん引き返してもらう
まぁ、ストックは無事にベンチで昼寝していました(笑)

この運転手さんも山経験者らしく
「ストック無しで奥駈は無理や!えらいこっちゃで!」
自分のことのように必死に狭い道をタクシー飛ばしてくれました
その分タクシー料金もかさんだが、安全第一です

いよいよ奥駈道の始まりです

ホントはもう少し上までタクシーは上がるんだけどここで“降ろされ”ました
「本気で行くんならここから行きや、ここがほんまのスタートやで!」

なんか、良い運転手さんに巡り会えたな


ついに来たなぁ・・・

天気は最高、暑いくらいです


2時間で四寸岩山到着(標高:1235.8m)


小天井ヶ岳・五番関 女人結界門
ここから先は女人は入れません

しかしこの辺りで体調に異変が・・・
なんと、今まで経験したことのない程の靴擦れが踵にできてました
なんで!?
原因は今回新しくしたインソール
今までよりも厚くなっていた分踵に変な摩擦が生じてしまったようです
ここでインソールを抜き取る
踏ん張りが利かなくなるのと足裏にマメができるのは覚悟の上だが
こんな踵じゃこの先歩けない
背に腹は代えられんのでインソール無しの靴で再スタート

しかし思うように距離が稼げません
結局山上ヶ岳は越えられず
手前の洞辻茶屋近くでテン泊

●4月30日

今日も朝から良い天気♪

・・・なのだが、西の上空の雲が嫌な気配を見せています

急ぎます!

でも途中には・・・


こんな岩場(高さ10m程の垂直の壁)もあります
※コレもれっきとした行場
軽くボルダリングで遊んじゃいました(笑)


雲の動きが速い!!


山上ヶ岳 大峯山寺
東ノ覗岩はパス!


阿弥陀ヶ森 女人結界門
ここで女人結界を出ます


大普賢岳(標高:1780.1m)

大普賢を越えた辺りでなにやら下の方からエンジン音が・・・


なんと県警のヘリです!!
どうやら捜索作業をしているようで誰かの名前をずっと呼び続けていました
近くに来た時にはシグナル“N”を出しました
※両手をV字に上げると“Y”(YES)、右手を右上方・左手を左下方にすると“N”(NO)

その後も小ピークをいくつも越えます
これまでの熊野古道もそうだが
なんでこんなにもピーク越えをするのか?
小さなピークなど巻道を造った方が楽に安全に歩けるはずなのに
目標のピークかと思ってピークに立つとその先にまたピーク
今度こそと思ってもまたその先にピーク
だんだん腹が立ってきます
そうしてやっと本命のピークに立つ
いにしえ人は一体何を考えこの道を歩んだのか

・・・うん、そういうことなんだろうな・・・


15:00頃にはついに雨が降り出し雨具着用

夕方、弥山(みせん)に着いた頃には本降り
今日はここで山小屋泊です

それにしても12時間!よく歩いたもんだよ、あの踵で

●5月1日
天候はさらに悪化、暴風雨状態
とは言っても標高1800mを越えているため雨雲の上
上から降ってくる雨ではなく下の雨雲から吹き上げられた雨粒が暴風に混じるという感じです
実際空は明るく気温もそれほど低くはない
小屋管理人さんの助言もあり少し遅めの7:00に小屋出発


ついに近畿地方最高峰八経ヶ岳ピークに立つ(日本100名山 標高:1914.9m)
晴れていれば最高のパノラマが広がっているんだろうなぁ
しかし展望は全く望めず先を急ぐことにしました

が!

その後の下りでまたしてもアクシデント(汗)

雨で濡れた笹に足を滑らせ
岩に右膝強打
20kgを担いだ全体重が右膝に衝撃荷重として加わる
打った瞬間の痛みからしてお皿割れたと思いました(マジ)
痛さで歯がガチガチ鳴るほどでした
震えながら痛みをこらえ、骨に異常がないことを確かめて又歩き出します
※右膝は5/8現在の今でも痛く、気持ち腫れあがっています

アクシデントはさらに続く

左ストック破損
最初にティップ部が折れ、ついにはインナーワイヤーが切れた
こうなると使い物になりません
壊れたストックをザックに仕舞い込み
シングルストックで歩きます

昼前にチェックポイントの楊子ノ宿小屋着
昼食(行動食)を摂りながら以後の行動計画を練る
今日の予定目的地深仙小屋まで行こうと思えば行けたが
この膝と踵では釈迦ヶ岳手前の岩場(危険ゾーン)で夕刻近くになると予想
そのまま停滞を決意

小屋にはすでに2名が昨日より停滞中
私の後に若者2名が到着、合計5名でゆったり(?)と停滞~泊

その夜はずっと考えていました

・・・・・・・・・

苦しい葛藤です

“1年間の準備・計画” 
“以後の日程”
“装備”
“体調”  etc...

そもそもこの旅ってなんなのか?

なんのための創刻の旅?

成功? 失敗?

・・・・・・・

答えは決まりました

●5月2日
天候好転の兆しなし

先の停滞者2名は明日の天気好転を待ちもう1泊停滞
私自身それも考えたがその先のことを考え一つ先の深仙小屋まで進みます
私を含む3名が出発(私は2名よりも1時間早く出発)

短い距離ではあるが非常に険しい道のりです
去年の台風の爪痕が未だに残っています
崩落箇所は大きく3カ所
今にも崩れ落ちそうなガレ場を慎重にトラバース
登山道は沢状態
稜線の岩場は真横からの容赦ない暴風
トムラウシの事故が脳裏をよぎる


釈迦ヶ岳のお釈迦様像
天気が良ければ最高のトレッキングコースであることは間違い有りません
トラバースも岩場もウェルカムファクターになるはず・・・なのに・・・

正直、これほど辛い(体調、心調)山行は経験したことありませんでした

風裏に入ったら座って休もう
ビバークシートにくるまって少し寝たら天気良くなるかも
1日遅れて会社休んだって大丈夫だよ

危険な心理状態です
でもそれを自覚できているうちは大丈夫
とにかく弱気にならないことが肝心
弱気になったら疲れに呑まれちゃうからね

一気に歩ききり10:15深仙小屋着
きっちり1時間後に後続の2名も到着

夕刻になり登山者が続々と到着
小屋は定員6名、すでに満員
隣のお堂の方にも5名こちらも満員

●5月3日

天気好転!

6名それぞれがお互いの行動計画を確認し合ってバラバラに出発

6:00 3番手に私が単独で出発


太古の辻
ついにその時を迎えます
縦走続行ならまっすぐ前へ
エスケープなら左

答えは決まっているはずなのに足が前へ出ない
それでもまだ迷ってる自分

しばらく考え意を決します






左です


そう、下山します! エスケープです!!

これが答えです

でもそれは山行の失敗を意味しない

それは選択肢の一つ

仕事でも釣りでもよくある話し
現場で試される選択肢
“今ある状況で最善を尽くせ!”
その答えが私にエスケープという選択肢を選ばせました
小屋泊6人中縦走続行は1名、残り5名はここで下山を決めました

『失敗ではない、選択肢の一つ』

開き直ると心も軽くなるね♪


今回唯一のセルフ(笑)
前鬼・小仲坊へ降りる途中の沢でくつろいじゃったりしてます
※これでも登山道です


ここも登山道(跡)
去年の台風による崩落でこんな場所がいたる所出てきます

あるがままの自然の中を歩くのが奥駈道
これを無惨と思うのは人間の心理であって自然界はそれを素直に受け入れている
危険と思うのは人間だけであって獣たちは普通にそこで暮らす
熊野の奥深さをあらためて実感できました


二つ岩

定刻通りに小仲坊着
小休止後舗装路を3時間歩いてバス通りまで下ります


不動七重滝(日本100名瀑)
この迫力は写真じゃ無理!

さらに下っていくと
川幅も広くなり止水となって・・・


なんか懐かしい光景!

そう、ここは池原湖です!!
バス釣りやってた頃は(過去形かよ:笑)あんなにも憧れの地だった池原を
こうして山行の途中で訪れるとはね

バス停に着く頃には暑いくらいに日が差していました

靴を脱いでついでに靴下も脱いで足を乾かしましょう♪


うっ・・・

バスに乗りその日の宿泊地“きなりの郷”へ向かいます


オートキャンパーに混じってニーモってばカワイイ♪
※踏みつぶされやしないかと内心ヒヤヒヤものでした(笑)

さらにヒヤヒヤしたのが・・・

なんとキャンプ場はダム直下!
地震が来てダム決壊!!

なんてことはないよね(笑)

併設のきなりの湯で温泉に入りました
埼玉出てから・・えーーーっと・・・

5日振りのお風呂です(笑)


大好きなめはり寿司とうどんのセット
“ありがたい”の意味を噛みしめます

濡れた雨具もウェアも天日にさらしました
子供らは夜遅くまで騒ぎ廻ってうるさかったけど
久しぶりに安心して眠りに就くことがことができました・・・



山行はこれでおしまいです

これは失敗ではない選択肢の一つだった
それは自分で出した答え
思い描いていた計画とは大きく違ったけどそれも一つの旅の形

それで良いんじゃないか?♪

計画通り先へ進んだ者、計画断念して山を下りた者
そこには勝者も敗者もない
自分で出した答えを受け入れそれに従った者ならばそれは賢者なのだと思う

正直、今回の状況の中で縦走を成功させられた人を羨ましいと思う
羨ましいと思うが悔しいという思いはない
全てが計画通りに行かないことなんて日々の生活の中には山ほどある
ままならぬ現実の中で生かされている
ままならぬ現実があるからこそ夢を持ち続けられる
それこそが旅の醍醐味でありそれがそのまま人生なのだと思う

熊野古道の教えって何だろう?
その意味を考える処こそが出発点なのではないかと思う
答は歩く中で考え、歩ききったときに出せれば良いんじゃないかな
そう簡単には答なんて出ないと思う
だから歩き続けられるんだと思う
とかく答を安易に求め答を急ぐ現代の風潮
その利便性の恩恵を受けながらもあらがうことこれも大事と思う
『なぜ山を歩くの?』
「その答を探して廻ってるんです」
答は未だ見つからず・・・
でも、答のある方向は見えた気がした
熊野にはきっとその答があると確信した
いにしえ人の足跡こそがその証拠ではないのか

来年また来ようと思う
でもそれはリベンジではない
そこにはきっと新しい道があるはずだから
だから次に成功したとしても
冒頭の写真に線を描き足すつもりはない
アレで良いんだと思う
“良く生きる”って
そういうことなんだと自分なりに納得できたから
だから・・・
これにて『創刻の旅』にケリを付けようと思います。



SPECIAL THANKS
私の計画書を細かく厳しくチェックしてくださったりゅうちゃん
実際に現地を事前に歩き現場の状況をこと細かく報告してくれた山登なでしこさん
本当にありがとうございました
そして山登なでしこさん
奥駈縦走成功、ほんとうにおめでとうございます!


----完----









ん?・・・

おかしくね?

帰ったのが6日だよね?

日数あわねーぞ!! って?


そうです、これで終わらないのが俺の旅♪

珍道中第2幕へ続く!!!(笑)  


Posted by 望月 at 20:16Comments(16)熊野古道

2012年05月06日

ただいま♪

今朝、無事に帰宅しました

今回の悪天候により北アルプスでは8人が遭難死亡・・・(ー人ー)

その低気圧がまさに紀伊半島に掛かっていたその時!!





標高1,800m付近の稜線で暴風雨に見舞われていました!

しかも2日間!!


いやいや、参ったよ

上の写真はまだ安全な場所です
ホントに危険なところでは写真撮る余裕すら有りませんでした


ま、とりあえず生きて帰ってきました♪

本文は
まぁ、そのうちにでもね(笑)

※あえて書かないという選択肢もあり  


Posted by 望月 at 12:58Comments(16)Land Walk