2009年09月23日
創刻の旅・1 箱根編
長文・駄文につき興味のない人はスルーしてください(笑)
○ 9/19 家出
19:00 自宅出発
3時間掛からずに芦ノ湖に着いちゃった!
ETC使うとさすがに早いね♪(それ違うと思う・・・)
台風の影響で風が強く、すんげー寒いなか車中泊 …zzz
○9/20 創刻の旅始まる

6:00 道の駅箱根峠を出発
7:00 駒ヶ岳ロープウェー駅に到着
最初っから乗るつもりはなかったが営業開始まで2時間
歩いて登れますね♪
って、勇んで歩き出したものの
さすがは天下の剣
すっげーキツイ登りじゃん!
9:30 駒ヶ岳山頂到着
すでにロープウェーは営業しており山頂には観光客もちらほら
ロープウェーには遅れたが標準時間通りに登れたのでまぁ、良しですね

山頂より相模湾方面を望む

同じく富士山方面を望む
日頃の行いだね!すごく良い天気♪

写真中央より1時の方角の中腹をスタート
湖畔を反時計回りに廻ってゴルフ場の下を廻って登山道に入ってきました
11:10 神山山頂
ここは箱根のてっぺん
しかし林に囲まれて見晴らしはできません
13:00 大涌谷

まぁ、当然の如く観光客だらけ
大型ザック担いだ俺って、一人だけ浮いてる?・・・(汗)
下りは車道を歩いたが、上の駐車場から下の桃源台までびっしり渋滞
それを横目にスイスイと歩いた
途中、外人に車の中から話しかけられた
「コノサキニトラハイマスカ?」
「はい?」(耳を疑った)
「トラハイマスカ?ゾウハイマスカ?イルッテキイテキマシタ」
(はぁ~!?、良いお友達をお持ちで・・・)
世の中には俺みたいなヤツが他にも居るんだね
思わず吹き出してしまった(笑)
「It’s a lie! No animals You have good friend!」
鳩が豆鉄砲くらった様な顔してたよ(笑)
「幅な椅子とリップ!」
得意の英語で別れを告げた
それにしても気分良いね!
どうせ動かないならみんなして
そこに車置いて歩いちゃえばいいのにね
人力移動万歳!!
15:00 芦ノ湖畔着
キャンプ村に行ったが案の定断られた
もちろん予約なんかしてないよ
でもね、たいがいどこ行っても
1人用テント1張り分くらいのスペースなら貸してくれるんだけどね
断られたのは今回が初めてです

しかたないので湖畔の林の中に速攻で一夜城を築き上げた
自慢じゃないけどテントの設営・撤収は鮮やかで早いよ!
6m級のレクタングラーだって1人で張っちゃいます

今夜のメニュー♪
あ、食器の洗浄はどうすると思う?
水道も洗剤もないよ
さて、どうする?
舐めるんです!(マジ)
どんな食器用洗剤よりも唾液の方が強い!
当然エコだしね
野歩きではこんなの当たり前
19:00 就寝
膝関節周りの筋肉がわずかに痛いけど
ガムテープ貼ってシュラフに潜り込む …zzz
○ 9/21 熊に出逢う!
4:00 起床
さすがによく寝たね
ガムテープのお陰で筋肉痛も治まってるし

昨日と打って変わって曇天
降りさえしなければいいや♪
6:00 一路仙石原へ向かう

行く手はキツイ上り坂ばっかり
でも上り坂と下り坂は同じ数、同義
1対1のバランスの法則だね
7:30 台ヶ岳へ入る
ホントは麓の道をぐるっと廻る予定だったんだけどね
途中に林道があったんだけど
チェーン張られて通行止めになってる
しかし地図では仙石原に抜けてるしかなりの近道
行っちゃえ!
うん、別になんてことはない林道です
静かだし平らで良い感じ
途中、山師が作業してた
あぁ、だから通行止めにしてたのね
そのまま進む
が!
その先で突然道が消えた!!
いや、消えてはいない
道の形跡は残ってるが
かなりの年月使われてなかったんだろうね
すっかり藪になってる
でもよく見ると人が通ってる形跡がちゃんとあるじゃん
迷わず藪に分け入る
だいぶ歩いた頃
左前方の藪の中でなにやらガサガサ音がしてたのね
人が居るんだなって思いながら
その音の真横に来た時!!
瞬時に背筋が凍り付いたが
とっさに体を熊の方向に向けて仁王立ち
どこだ・・・どこに居る・・・
目を凝らすが薄暗い藪の中で熊の姿は確認できない
でも確かに気配はある
こちらからは見えなくても向こうは間違いなくこちらを見てる
あいにくストックはザックにくくりつけたまま
武器になるような物は持っていない
熊との距離はおよそ2m
飛びかかられたら逃げようがない
絶体絶命、極めて不利な立場に立たされてる
とりあえずホイッスルを銜え藪の中を睨み仁王立ち
(ね、前にも書いたようにホイッスルはすぐに使える場所に付けておくべきでしょ!)
その状態で冷静に考えた
『9月・冬眠前の荒食いにはまだ早い
現に今歩いてきた林道には栗がたくさん落ちてたから餌には困ってないはず
刺激さえしなければ襲ってくることはない・・・』
この窮地にあっても死を覚悟するのではなく
生き抜く方法を考えるって・・・
これが生命の本能ってやつなんだろうね
ポキポキという笹を踏み折る音と
フーッ フーッ って熊の息づかいが聞こえる
(熊の息づかいが聞こえる距離ってすごくね!?)
5分程その状態が続いたかな・・・
熊は静かに藪の奥の方へ去っていった
静かに、早足で俺もその場を去った
100mも行かないうちに急に視界が開けた

8:15 仙石原に出た!!
下からは観光客が続々と登ってくる
最初にすれ違った観光客に
「この先の藪の中に熊が居ますから絶対に藪の中に入らないでくださいね」
と伝えて逃げるように山を下りた
9:15 一休み
湖尻まで下り小綺麗な広場があったのでコーヒータイム♪


おつまみはm&m’sとナッツ
この2種は例え日帰りでも持ち歩きましょう!
10:15 湖尻から山道に入る
これまたキツイ登りでさ
日帰りザックなら問題ないが
さすがに縦走装備のザックは重い!
ついに右膝が悲鳴を上げた
激痛が走り膝が上がらない
びっこ引きながらなんとか登った
ついに標準時間に後れを取ってしまった
11:45 芦ノ湖展望公園

ここは箱根スカイラインにも接していて
ハイカーやドライブの観光客がいっぱい
ここで日帰りハイクの熟年夫婦としばし話し込んだ
つい先ほどの熊の話に奥さん大興奮(笑)
って、笑い話じゃないんですけど(汗)
でもね、あの場面を生き抜いたからこそ
こうやって見ず知らずの人とも楽しく会話できるんだよね
生き抜くってそういうこと
生きて帰るってそういうことだと思うのね
あれやこれやと俺の旅について聞かれたが
「そんなことやっててご家族の方は心配なさらないんですか?」
の問いだけは笑ってごまかした(笑)
12:30 湖尻峠

向かう先は写真奥・三国山のその向こう
この右膝で・・・
ゾッとした
15:15 頂く
標準時間よりだいぶ遅れて芦ノ湖スカイライン・レストハウス到着
ここで“雲助うどん”なる物を頂く

うん、決して不味くはないんだよ
でもね、普段の町の生活の中でこれ出されたら
「これでこの値段かよ!」って暴れたくなるところですが
この時はね
涙が出るくらい美味しかった
例えそれが商売であってもさ
人が作ってくれた物を有りがたいと思い頂く
そう
“食べる”ではなく“頂く”ね
そう素直に思えるってこと
大切だよね 合掌(-人-)
16:00 野営
レストハウスからちょっと歩いた場所を今日の野営地と決めた

ここは遊歩道の中だからホントはテント張っちゃまずいんだよね(笑)
でもこの時間なら登山客来ないだろうし
暗くなってからの設営は面倒なのでここに決めちゃった♪(笑)

この旅の醍醐味はね
なんと言っても夜!
独りぼっちの夜!
俺、ホントに“ここ”に帰ってきたんだな・・・
って、しみじみ思った
森は男の涙を笑わない
夜は男の涙を責めない
本当に優しい世界だよ“ここ”は
光と闇の境界線が好き
光と闇が解け合うそこが好き
そこが、まさに俺の居場所
曖昧で、不安定で、揺らいでいるのに
いかなる風雨にもかき消されることのない確固たる場所
私はそこにいます・・・
その先の暗闇を見るのも好き
古来より人は暗闇を恐れてきた
そこに何を見たんだろうね?
何も無いのに、何も居ないのに
そこに恐怖を覚え有らぬ偶像を作り出してきた
それを見たいんだ
人間にとって本当の恐怖って何だろうね?
それを知りたい
知ったところでどうもしないよ
それを排除しようとか克服しようとは思わない
“1対1のバランス”
“表裏一体”
人間にとって本当の恐怖が分かれば
人間にとって本当の幸せって何なのかがさ
見えてくるんじゃないかな?
って、そう思うわけです
そんなことを思いながら
夜の闇に我が身を浸してる時間がたまらなく好きです
○ 9/22 帰ろう!
5:30 ルネちゃんの待つ駐車場まであと僅か

もう一がんばり行きましょう!!
あ、夕べは右膝の痛みにのたうち回りました
寝返りも打てないくらいでしたが
朝には何とか痛みも引いていました
でもここは大事を取って
ガムテープありったけ貼って出発です!
6:30 道の駅帰着

この、体ボロボロ感がたまらなく心地良い♪
うん、そうね
高校ン時の部活が終わったあとの開放感?
アレに近いね(笑)
荷物を積み込み、着替えをして帰路に就く
途中御殿場の“富士八景の湯”で温泉に入った
ほぇぇぇぇぇ~~~~~♪
“変な外人” “野生の熊” “良い感じの熟年夫婦” “峠のうどん”etc…
無謀だったかも知れないけどやっぱり来て良かったと思う
やってることは10年前と同じなのにね
気の持ち方一つで旅(人生)ってこんなにも違うんだね・・・
15:40 ゴール
約束通り“生きて”帰ってきました

地図上の黒い線が今回歩いたコース
実歩行時間:20時間
歩行距離なんてのはこの旅では無意味!
大事なのは時間
歩いた時間も歩いてない時間も含め
いかに良い時間を過ごせたか
これが大事
これが“創刻の旅”のコンセプトです
20世紀、人類は距離への挑戦をしてきたと言われています
遠くの地へ赴き、海を越え、空を飛び
ついには宇宙にまで足跡を延ばしました
これ全て距離への挑戦
そして21世紀
人類は時間への挑戦をするであろうと
昔読んだ本に書いてありました
“良く生きる”それを自分なりに実践してみようかと思い
再び野歩きを始めた次第です
創刻の旅は始まったばかり
次は来年のゴールデンウィーク
すでに構想はできています
来年のゴールデンウィークはもう始まってるよ♪
○ 9/19 家出
19:00 自宅出発
3時間掛からずに芦ノ湖に着いちゃった!
ETC使うとさすがに早いね♪(それ違うと思う・・・)
台風の影響で風が強く、すんげー寒いなか車中泊 …zzz
○9/20 創刻の旅始まる

6:00 道の駅箱根峠を出発
7:00 駒ヶ岳ロープウェー駅に到着
最初っから乗るつもりはなかったが営業開始まで2時間
歩いて登れますね♪
って、勇んで歩き出したものの
さすがは天下の剣
すっげーキツイ登りじゃん!
9:30 駒ヶ岳山頂到着
すでにロープウェーは営業しており山頂には観光客もちらほら
ロープウェーには遅れたが標準時間通りに登れたのでまぁ、良しですね

山頂より相模湾方面を望む

同じく富士山方面を望む
日頃の行いだね!すごく良い天気♪

写真中央より1時の方角の中腹をスタート
湖畔を反時計回りに廻ってゴルフ場の下を廻って登山道に入ってきました
11:10 神山山頂
ここは箱根のてっぺん
しかし林に囲まれて見晴らしはできません
13:00 大涌谷

まぁ、当然の如く観光客だらけ
大型ザック担いだ俺って、一人だけ浮いてる?・・・(汗)
下りは車道を歩いたが、上の駐車場から下の桃源台までびっしり渋滞
それを横目にスイスイと歩いた
途中、外人に車の中から話しかけられた
「コノサキニトラハイマスカ?」
「はい?」(耳を疑った)
「トラハイマスカ?ゾウハイマスカ?イルッテキイテキマシタ」
(はぁ~!?、良いお友達をお持ちで・・・)
世の中には俺みたいなヤツが他にも居るんだね
思わず吹き出してしまった(笑)
「It’s a lie! No animals You have good friend!」
鳩が豆鉄砲くらった様な顔してたよ(笑)
「幅な椅子とリップ!」
得意の英語で別れを告げた
それにしても気分良いね!
どうせ動かないならみんなして
そこに車置いて歩いちゃえばいいのにね
人力移動万歳!!
15:00 芦ノ湖畔着
キャンプ村に行ったが案の定断られた
もちろん予約なんかしてないよ
でもね、たいがいどこ行っても
1人用テント1張り分くらいのスペースなら貸してくれるんだけどね
断られたのは今回が初めてです

しかたないので湖畔の林の中に速攻で一夜城を築き上げた
自慢じゃないけどテントの設営・撤収は鮮やかで早いよ!
6m級のレクタングラーだって1人で張っちゃいます

今夜のメニュー♪
あ、食器の洗浄はどうすると思う?
水道も洗剤もないよ
さて、どうする?
舐めるんです!(マジ)
どんな食器用洗剤よりも唾液の方が強い!
当然エコだしね
野歩きではこんなの当たり前
19:00 就寝
膝関節周りの筋肉がわずかに痛いけど
ガムテープ貼ってシュラフに潜り込む …zzz
○ 9/21 熊に出逢う!
4:00 起床
さすがによく寝たね
ガムテープのお陰で筋肉痛も治まってるし

昨日と打って変わって曇天
降りさえしなければいいや♪
6:00 一路仙石原へ向かう

行く手はキツイ上り坂ばっかり
でも上り坂と下り坂は同じ数、同義
1対1のバランスの法則だね
7:30 台ヶ岳へ入る
ホントは麓の道をぐるっと廻る予定だったんだけどね
途中に林道があったんだけど
チェーン張られて通行止めになってる
しかし地図では仙石原に抜けてるしかなりの近道
行っちゃえ!
うん、別になんてことはない林道です
静かだし平らで良い感じ
途中、山師が作業してた
あぁ、だから通行止めにしてたのね
そのまま進む
が!
その先で突然道が消えた!!
いや、消えてはいない
道の形跡は残ってるが
かなりの年月使われてなかったんだろうね
すっかり藪になってる
でもよく見ると人が通ってる形跡がちゃんとあるじゃん
迷わず藪に分け入る
だいぶ歩いた頃
左前方の藪の中でなにやらガサガサ音がしてたのね
人が居るんだなって思いながら
その音の真横に来た時!!
ガサガサガサ!って大きく藪が揺れ
ぐをぉぉぉぉーーーーーって獣の威嚇吼!!
!!!!
熊!マズイ近すぎる!!
瞬時に背筋が凍り付いたが
とっさに体を熊の方向に向けて仁王立ち
どこだ・・・どこに居る・・・
目を凝らすが薄暗い藪の中で熊の姿は確認できない
でも確かに気配はある
こちらからは見えなくても向こうは間違いなくこちらを見てる
あいにくストックはザックにくくりつけたまま
武器になるような物は持っていない
熊との距離はおよそ2m
飛びかかられたら逃げようがない
絶体絶命、極めて不利な立場に立たされてる
とりあえずホイッスルを銜え藪の中を睨み仁王立ち
(ね、前にも書いたようにホイッスルはすぐに使える場所に付けておくべきでしょ!)
その状態で冷静に考えた
『9月・冬眠前の荒食いにはまだ早い
現に今歩いてきた林道には栗がたくさん落ちてたから餌には困ってないはず
刺激さえしなければ襲ってくることはない・・・』
この窮地にあっても死を覚悟するのではなく
生き抜く方法を考えるって・・・
これが生命の本能ってやつなんだろうね
ポキポキという笹を踏み折る音と
フーッ フーッ って熊の息づかいが聞こえる
(熊の息づかいが聞こえる距離ってすごくね!?)
5分程その状態が続いたかな・・・
熊は静かに藪の奥の方へ去っていった
静かに、早足で俺もその場を去った
100mも行かないうちに急に視界が開けた

8:15 仙石原に出た!!
下からは観光客が続々と登ってくる
最初にすれ違った観光客に
「この先の藪の中に熊が居ますから絶対に藪の中に入らないでくださいね」
と伝えて逃げるように山を下りた
9:15 一休み
湖尻まで下り小綺麗な広場があったのでコーヒータイム♪


おつまみはm&m’sとナッツ
この2種は例え日帰りでも持ち歩きましょう!
10:15 湖尻から山道に入る
これまたキツイ登りでさ
日帰りザックなら問題ないが
さすがに縦走装備のザックは重い!
ついに右膝が悲鳴を上げた
激痛が走り膝が上がらない
びっこ引きながらなんとか登った
ついに標準時間に後れを取ってしまった
11:45 芦ノ湖展望公園

ここは箱根スカイラインにも接していて
ハイカーやドライブの観光客がいっぱい
ここで日帰りハイクの熟年夫婦としばし話し込んだ
つい先ほどの熊の話に奥さん大興奮(笑)
って、笑い話じゃないんですけど(汗)
でもね、あの場面を生き抜いたからこそ
こうやって見ず知らずの人とも楽しく会話できるんだよね
生き抜くってそういうこと
生きて帰るってそういうことだと思うのね
あれやこれやと俺の旅について聞かれたが
「そんなことやっててご家族の方は心配なさらないんですか?」
の問いだけは笑ってごまかした(笑)
12:30 湖尻峠

向かう先は写真奥・三国山のその向こう
この右膝で・・・
ゾッとした
15:15 頂く
標準時間よりだいぶ遅れて芦ノ湖スカイライン・レストハウス到着
ここで“雲助うどん”なる物を頂く

うん、決して不味くはないんだよ
でもね、普段の町の生活の中でこれ出されたら
「これでこの値段かよ!」って暴れたくなるところですが
この時はね
涙が出るくらい美味しかった
例えそれが商売であってもさ
人が作ってくれた物を有りがたいと思い頂く
そう
“食べる”ではなく“頂く”ね
そう素直に思えるってこと
大切だよね 合掌(-人-)
16:00 野営
レストハウスからちょっと歩いた場所を今日の野営地と決めた

ここは遊歩道の中だからホントはテント張っちゃまずいんだよね(笑)
でもこの時間なら登山客来ないだろうし
暗くなってからの設営は面倒なのでここに決めちゃった♪(笑)

この旅の醍醐味はね
なんと言っても夜!
独りぼっちの夜!
俺、ホントに“ここ”に帰ってきたんだな・・・
って、しみじみ思った
森は男の涙を笑わない
夜は男の涙を責めない
本当に優しい世界だよ“ここ”は
光と闇の境界線が好き
光と闇が解け合うそこが好き
そこが、まさに俺の居場所
曖昧で、不安定で、揺らいでいるのに
いかなる風雨にもかき消されることのない確固たる場所
私はそこにいます・・・
その先の暗闇を見るのも好き
古来より人は暗闇を恐れてきた
そこに何を見たんだろうね?
何も無いのに、何も居ないのに
そこに恐怖を覚え有らぬ偶像を作り出してきた
それを見たいんだ
人間にとって本当の恐怖って何だろうね?
それを知りたい
知ったところでどうもしないよ
それを排除しようとか克服しようとは思わない
“1対1のバランス”
“表裏一体”
人間にとって本当の恐怖が分かれば
人間にとって本当の幸せって何なのかがさ
見えてくるんじゃないかな?
って、そう思うわけです
そんなことを思いながら
夜の闇に我が身を浸してる時間がたまらなく好きです
○ 9/22 帰ろう!
5:30 ルネちゃんの待つ駐車場まであと僅か

もう一がんばり行きましょう!!
あ、夕べは右膝の痛みにのたうち回りました
寝返りも打てないくらいでしたが
朝には何とか痛みも引いていました
でもここは大事を取って
ガムテープありったけ貼って出発です!
6:30 道の駅帰着

この、体ボロボロ感がたまらなく心地良い♪
うん、そうね
高校ン時の部活が終わったあとの開放感?
アレに近いね(笑)
荷物を積み込み、着替えをして帰路に就く
途中御殿場の“富士八景の湯”で温泉に入った
ほぇぇぇぇぇ~~~~~♪
“変な外人” “野生の熊” “良い感じの熟年夫婦” “峠のうどん”etc…
無謀だったかも知れないけどやっぱり来て良かったと思う
やってることは10年前と同じなのにね
気の持ち方一つで旅(人生)ってこんなにも違うんだね・・・
15:40 ゴール
約束通り“生きて”帰ってきました

地図上の黒い線が今回歩いたコース
実歩行時間:20時間
歩行距離なんてのはこの旅では無意味!
大事なのは時間
歩いた時間も歩いてない時間も含め
いかに良い時間を過ごせたか
これが大事
これが“創刻の旅”のコンセプトです
20世紀、人類は距離への挑戦をしてきたと言われています
遠くの地へ赴き、海を越え、空を飛び
ついには宇宙にまで足跡を延ばしました
これ全て距離への挑戦
そして21世紀
人類は時間への挑戦をするであろうと
昔読んだ本に書いてありました
“良く生きる”それを自分なりに実践してみようかと思い
再び野歩きを始めた次第です
創刻の旅は始まったばかり
次は来年のゴールデンウィーク
すでに構想はできています
来年のゴールデンウィークはもう始まってるよ♪